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ペットとくらす飼い主には、狂犬病予防法で、狂犬病ワクチン接種が義務づけられています。生後91日以上の犬は、飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回注射を受けなければなりません。
狂犬病ウイルスによって起こる病気で、神経症状を示します。
イヌをはじめ、ネコ、キツネ、スカンク、アライグマ、オオカミ、イタチ、ノネズミなど、すべての哺乳類に感染し、人にも感染します。
日本では、イヌに対する予防接種の義務化と、輸入動物の検疫の充実により、1957年以降の発生はありません。しかし、最近は、検疫対象外の動物の輸入増加と、外国船員の飼育している動物の持ち込み等、狂犬病に対する注意が必要となっています。
2000年から狂犬病の検疫対象動物としてイヌのほかに、ネコ、アライグマ、キツネ、スカンクが追加されました。2005年には、プレーリードック、コウモリなどが輸入禁止になりました。 |
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病原体 |
狂犬病ウイルス( rabies virus ) |
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感染動物 |
すべての哺乳類(アジアではイヌが主な感染源) |
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感染経路 |
通常は、罹患動物による咬傷部位から唾液に含まれるウイルスが侵入、ヒトからヒトへは一般的に感染することはなく感染した患者から感染が拡大することはありません。 |
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発生状況 |
日本、イギリス、スカンジナビア半島の国々など一部の地域を除いて全世界に分布。
WHO(2004)ーーーーーーーーー
年間死亡数推計 55000人(アジア地域31000人 アフリカ地域24000人)
年間ウイルス暴路後ワクチン接種者推計 1千万人
日本においては1957年以降、死亡者、犬の発生数はなし
2006年度、海外で咬まれ、帰国後発病、死亡した輸入症例が2例あり |
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狂犬病予防接種後の登録手続きは院内でできます。(千葉市に住所がある方) |
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