| 症状 |
活力が上がりますので、年齢のわりに比較的元気です。
食欲は亢進することが多く、水も飲む量が増え、尿量も増えます。
落ち着きがなくなり、攻撃的になるなど、性格が変わった感じがすることもあります。被毛の変化(過度の毛づくろい、脱毛、毛づやが悪い、被毛がヨレヨレになる)や、食欲があるにもかかわらず痩せてきます。また、嘔吐や下痢等、消化器症状もみられます。
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| 診断 |
頚部に腫瘤ができた時はこの病気の可能性を考えておく必要があります。症状、身体検査により特有の所見がみられることもありますが、この病気には、心臓病や、腎不全等の合併症が伴っているケースも多いので他の病気との鑑別が必要です。
確定診断には甲状腺ホルモンを測定して異常に値が高くないか証明する必要があります。この病気の猫ちゃんの95%で遊離サイロキシン(FT4)、60%でサイロキシン(T4)の上昇がみられます。
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| 治療 |
治療の目的は、過剰に分泌されているホルモンの調節です。
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| 外科療法 |
根本的な治療として手術で甲状腺(腫瘍)を取り出す方法ですが、合併症を伴っていることが多く注意が必要です。
また、両側の甲状腺を切除した場合、甲状腺ホルモンが作れなくなる為、補充が必要になります。また、甲状腺の近にある上皮小体(血液中のカルシウム濃度を調整)も取らざる得ないことが多く手術後、十分なケアを必要とすることがあります。
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| 内科療法 |
過剰な甲状腺ホルモンを抑える経口薬を毎日内服します。
定期的な甲状腺ホルモンのチェックは必要となります。
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| 放射線療法 |
甲状腺腫瘍に用いますが、核医療施設でないと出来ないので、一般的ではありません。
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