ハリーペットクリニック
Top Medical Services Hours & Maps About us column Health Library Recruit
 
Health Library  
しつけ(トレーニング)
仕事の中でいろんなわんちゃんを多数みる機会がありますが、どの子もいろんな性格を持っています。小さい頃から個性を尊重させて伸び伸び育てればいいなと思っていると、いわゆる問題行動というものに発展することがあります。
まずは飼い主さんが愛犬のリーダーとなって、人間の世界で暮らしていくための最低限のマナーを教えてあげるのが大切です。「しつけ」というと、なんだかつらく嫌なイメージがありますが、やり方や考え方によっては楽しくできるはずです。
まずは愛犬が喜ぶような遊びに誘い、ほめることから始めて下さい。

ほめる回数が増えることで、自然とコミュニケーションがとれるようになり、わんちゃんにとっても、飼い主さんにとっても毎日の生活が楽しいものになるでしょう。

診察の中でよく聞かれる子犬のしつけの中で大切なものをお話します。

トイレの場所は皆さんが長く過ごすリビングがいいでしょう。
トイレを覚えることができるまでは、ペットシーツなどを敷いたある程度の大きさのトイレをサークルで囲い、その中でさせるようにするといいでしょう。
トイレをする時間は子犬の様子を観察していると、だんだんわかるものです。トイレをするしぐさがみられたら、そのタイミングをのがさずトイレへ連れて行き、うまくできたら、ほめてごほうびをあげて下さい。もしもトイレを失敗してしまった時は、決して叱らずに速やかに片付けてあげて下さい。
子犬の時期から成犬になってくると排泄は外でしかしないということをよく聞きます。なるべく子犬の時から使っているトイレは残しておき、いつでもトイレができるということを教えてあげてください。室内にトイレがあることで天候に左右されずに安心して過ごすこともできますし、血尿や下痢などの症状が出た場合は発見も早いでしょう。
クレートトレーニング
わんちゃんは本能的に安全な自分の住処の中にいることを好みます。クレートは決して閉じ込める場所ではありません。クレートはわんちゃんにとって居心地が良く、安心して休めて楽しい場所が理想です。最初はクレートの中でごはんを食べたり、それからクレートの中におもちゃやおやつを入れてハッピーなイメージを与えます。
クレートの中に自分で入っていけるようになったらいっぱいほめてあげて下さい。除々にクレートの中で眠っている姿を見るようになるはずです。クレートに慣れてくれば、知らない場所に行ってもクレートがあれば、クレートの中で安心して過ごせるはずです。
甘咬み
おうちに来る前は、親犬や兄弟犬がいたりして噛んだり噛まれたりじゃれ合うことで自分も痛いということがわかりますが、おうちに迎え入れたらひとりっこと一緒です。
わんちゃんの相手をするのは人間になります。人の手や足などに牙を当てることはイケナイことだと教えることが大切です。牙が当たったり咬まれたりした時はひとこと「イタイ!」でもなんでもわかるように大きな声を出し、その場から離れることです。仔犬にとっては、家族に無視されて相手にされないことが一番悲しいのです。
スキンシップ
体のどんな所を触っても嫌がらないようにすることが大切です。子犬の時からブラッシング、ハミガキ、耳そうじ、爪切り、足先をふくなど、やり始めは少しずつ、できるだけ短時間で終わるようにし、うまくできればまた今度といった具合に、飽きたり嫌がる前にやってしまうことです。
最初から嫌がる時は目先の変わったおやつを使いながらするのも効果的です。上手くできたらいっぱいほめてあげて下さい。飼い主さんが日頃から愛犬に触れる習慣があることで、私たち以上に早く、体の異常を見つけることにつながることもあります。
老犬のお散歩

また、加齢に伴って犬の動作は緩慢になります。だんだんとお散歩へ行くのがおっくうになる子もいます。でもお散歩へ行くことでその日のわんちゃんの様子もわかり、わんちゃんのお友達や人とのふれあいや遊びなどの精神的な刺激が加わることで、生き生きと過ごすことになると思います。1日少しの時間でもお散歩は大切ですね。

そして生涯、飼い主さんがわんちゃんにとっての最高のパートナーでいて下さい。

-
copyright 2008 Hurry Pet Clinic All Rights Reserved.